共通コンセプト

・ 在宅ワークに対応できるスペースを設けること

・ 敷地内に1台分駐車場を確保すること

・ 近隣の緑を活かすこと

異なる条件

・家族構成＝3名から4名

　（夫婦2名＋子供1～2名）

・ガレージを設けること

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リモートワークに追われていると、子供達が大喧嘩。

子供達がリビング学習している時、映画は気が散るだろうから

遠慮します。子供が小さいうちは寝室一つに川の字で幸せですが、

近い将来最小限でいいので子供部屋は与えてあげたい。

とは言っても10年間ぐらいの話。

夫婦でそれぞれリモートワークする時、寝室とリビングどちらで

やるのか取り合っています。近くにいるのはいいけど、それぞれ

有意義に過ごしたい。

 

この家はそんな日常を過ごしている、

小さな子供2人を持つ若い夫婦のための住宅です。

 

LDKと寝室、小さな部屋が3つある、4LDKの小さな家です。

リビングを中心に、コクピットのような書斎のような部屋が3つ

ひっついています。

家族の距離感を保ちつつ自由に各々が仕事や勉強、趣味、を

ハイパフォーマンスできるような環境を作りたいと考えました。

また、ビルトイン車庫はキャンプ、ツーリング、ゴルフや

サーフィン、アウトドアから帰ってきて浴室へ直行できる動線を

設けています。

 

仕事や学習スタイルの変化を迎えている中で、趣味を例外として

IT化によりモノを所有するために必要な場所は限りなく少なく

なっています。最小限のスペースで事足りる合理性と可変性を

受け入れる、新しい都心での生活スタイルの提案です。

2001    　　　京都精華大学デザイン学部建築学科 卒業

2001–2008 　有限会社アライアーキテクツ一級建築士事務所

            　　　（新井清一）勤務

2009  　　　   Enjoy And Architecture EANA（イアナ）

                      共同設立

異なる条件

・家族構成＝4～５名

・地下室を設けること

共通コンセプト

・ 在宅ワークに対応できるスペースを設けること

・ 敷地内に1台分駐車場を確保すること

・ 近隣の緑を活かすこと

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敷地がもつ最大限の可能性を引き出す。

それが私たちの提案プランです。

祖師谷という地名は鎌倉時代につけられたとも伝えられています。

この歴史ある、情緒豊かで閑静な住宅街にある、

立地的な良さがこの場所の価値です。

この敷地は決して広くはありません。しかしその狭さのためにこの

場所の良さを諦めるのはもったいない。私たちは、この敷地の良さを

最大限に享受するために、法規上建てることのできる最大限の

床面積を得る工夫と、テラスなどの外部空間を惜しみなく

盛り込んだ豊かな空間を実現する案を考えました。

容積率に参入されない地下室を設けていますが、完全な地下では

なく、外光が差し込むつくりです。風も取り込むことができます。

テラス付きの書斎はテレワークの間の息抜きにもなる空間。

3階のリビングは開放感のある眺めの良い場所です。

2階のテラスと3階のテラスは階段で接続されており、お子さんの

いるご家族にはたまらない楽しい場所になるでしょう。

この場所で新しい豊かな生活が育まれることを心より祈って

この案を皆さんにご提案したいと思います。

1975年 　　　 京都生まれ

1998年 　　　 京都大学工学部建築学科卒業

2001年 　　　 京都大学大学院工学研究科建築学専攻

                  　 修士課程修了

2001–11年     株式会社 内藤廣建築設計事務所勤務

                   　設計チーフ、取締役・設計室長を歴任

2012年           株式会社 蘆田暢人建築設計事務所を設立

2012年           株式会社 ENERGY MEETを設立

2017年–         千葉大学非常勤講師

2018年           株式会社 Future Research Instituteを設立